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ツボを押す時は力まない
『力を入れれば効く』というのは錯覚。力を入れ過ぎると骨にひびをいれたり痣をつくることになる。
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ぜん動運動を促す方法
自分から見て右のわき腹から左回りに撫でるやり方。便が移動するように10~20分程撫でる。
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便秘に効くツボ
膝の皿から約4cm下がった脛の外側や臍の両脇、手首の皺から約4cmの所は便秘に効くツボといわれている。
The便秘
2011-11-29UPDATE
mnrchan
ツボへの指圧や患部周辺のマッサージは、個人でも出来る民間療法として広く浸透しています。ツボ指圧やマッサージが今も続けられているのは、何がしかの効果があるからだといえます。 ここでは、便秘の解消に効果があるツボの位置やマッサージのやり方を紹介していきます。
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ツボとマッサージは、それぞれ東洋医学と西洋医学の原点的な治療法として現代に伝わっています。経験の蓄積から体系化されたという共通点を持ち、家庭でも出来る民間療法として根強い人気のある健康法です。
ツボへの指圧やマッサージの利点は「正しいやり方に従えば誰にでも出来る」ことであると言えます。外科手術や薬の処方は、正しい知識と資格が無ければ自分に対しても行うことは出来ません。
しかし、ツボやマッサージは正しい知識さえあれば自分に対して行うことが出来ます。また、他人へのツボ指圧やマッサージは法律上、資格が無いと施術してはならないことになっているので言及しません。
物事には長所があれば短所もあります。ツボやマッサージの欠点は「原因が別にある場合望むような効果が発揮されない」ことと、「力を入れすぎて逆効果になる」こと、「あくまでも代替医療行為である」ことなどが挙げられます。ツボやマッサージは、素人が自分の判断だけで行うことが多いため、本当の原因を見逃してしまうこともあり得るのです。
便秘解消のためにツボ指圧やマッサージを自分に行う際は、「力を入れすぎない」ことです。「力を込めれば込めるほど効く」という錯覚で「つぼ」を押す時に力を入れすぎて骨にひびが入ったり、痣が残ったりすることは珍しくないことです。マッサージでも力を入れすぎて皮膚が腫れ上がってしまうことが良くあります。
ツボを指圧する際の目安になるのは、自分の手や指の長さです。身体の大きさには個人差がありますが、手や指の長さを物指しに使うことで誤差を少なく出来るという、昔の人の知恵なのです。ここでは、便秘に効く代表的なツボを紹介します。
便秘解消のためにツボ指圧やマッサージを自分に行う際は、「力を入れすぎない」ことです。「力を込めれば込めるほど効く」という錯覚でツボを押す時に力を入れすぎて骨にひびが入ったり、痣が残ったりすることは珍しくないことです。マッサージでも力を入れすぎて皮膚が腫れ上がってしまうことが良くあります。
足三里は、昔から疲れを取り胃に活力を与えるツボとして活用されてきました。旅人は足三里にお灸をして一日の疲れを取っていたといわれています。足三里は、膝の皿から指四本分(約4cm)下がった、脛の外側にあります。指圧する際には、両脚の足三里を同時に押します。
天枢は、大腸に効くツボの代表格です。便秘や下痢などの改善に効果を発揮します。天枢の場所は、臍の両脇指二本分(約2cm)ほどの場所にあります。力を入れすぎず、揉み解すように指圧するのがポイントです。
間使は、便秘に即効性のあるツボです。腕の内側にあるため場所を選ばず指圧できるという特徴があります。間使は、手首の皺から指四本分(約4cm)のところにあります。やや強めに押すのがポイントです。
マッサージの場合、お腹の血行を良くして腸の蠕動運動を促すのが目的となります。ポイントは、強くこするのではなく手の熱を内側に伝えるようにゆっくりと撫でることです。
便秘に効くマッサージは、自分から見て右の脇腹を始点にして左回りに撫でていくやり方です。便が移動する方向に向かってマッサージするのが重要です。10分から20分ほど撫でていきます。