The便秘
2013-2-8UPDATE
Saito Jiro
便秘にならないためには何をすればよいのか。何をしてはいけないのか。何を食べればよいのか。何を食べてはいけないのか。便秘を予防するための、今すぐ始めるべき5つの習慣。
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肌荒れや吹き出物の原因になり、ダイエットの妨げにもなる便秘。
運動や食事などの、簡単な5つの習慣で、便秘を予防できます。
身体を冷すと代謝が落ちますし、胃腸が冷えると胃腸の運動が抑制されてしまいます。
身体を暖かく保つ以外に、冷たい食べ物や飲み物をとり過ぎないという配慮も必要です。
食物繊維や有機酸が豊富で腸に良い果物も、暑い地域でとれるものは身体を冷すようです。大量に摂るときは、身体を温めるものを選んだ方が良いでしょう。
生活のリズムが乱れると、自律神経を失調し、副交感神経の働きが低下します。副交感神経の働きが弱まると腸の蠕動運動が起こりにくくなり、便秘の原因になります。
睡眠を充分にとり、規則正しく食事を摂ることが、自律神経を整え、副交感神経の働きを高めます。
副交感神経の低下や自律神経の乱れは便秘の原因になります。副交感神経を高め、自律神経を整えるにはストレッチや深呼吸が有効です。
腹筋が弱いために腸の働きが弱まる場合もあるようです。この場合は腹筋を鍛えると良いでしょう。
水分が不足すると大腸からの水分吸収が促進され、便秘の原因になります。
1日に1.5~2リットルの水を食事以外に飲むと便秘の予防になると言われています。コップで9杯か10杯飲めば充分ですね。一度に大量に摂ると胃を痛めてしまいますから、朝起きてすぐ、とか入浴前、と決めるか、あるいは時刻を決めて、一杯づつ飲むと良いでしょう
ダイエット中で食べ物からとれる水分が減っているとか、暑い季節などで失われる水分量が多い、といったことにも注意が必要です。
腸内環境を改善するためには食物繊維と乳酸菌です。野菜、果物、海藻など、食物繊維の豊富な食材を充分に摂り、ヨーグルトや乳酸菌飲料などで乳酸菌を摂る。
果物はなるべく身体を冷さないものを選んで、野菜はタマネギ、長ネギ、ゴボウ、アスパラガス、キャベツなど、オリゴ糖を含んでいるものにすれば乳酸菌が増えて一石二鳥です。
果糖や、酢酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸などの有機酸には大腸の蠕動を促す効果があります。果物は果糖と有機酸に加えて繊維まで含んでいて、万能ですね。身体を冷さなくてタンニンの少ないものを選べば最強です。
タンニンの収斂作用には腸の運動を抑制する働きがあります。渋柿や赤ワインは控えめに、お茶を飲むならコーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶はなるべく控えて、タンニンの少ない麦茶やほうじ茶にすると良いでしょう。
香辛料やアルコールで大腸を刺激するのも効果があるようですが、こちらのほうは控えめに。
ダイエットで極端に脂肪摂取が少ないのも、便秘の原因になるようです。食事制限も、あまりに極端なものは避けたほうが良いようです。
以上、便秘にならないための、比較的実践しやすい5つの生活習慣でしたが、あくまでも無理なくできる範囲でお試しください。ストレスは自律神経の乱れにつながり、便秘の原因になります。
無理をせず、ストレスの抑制にも気を配りながら5つの生活習慣を実践し、便秘にならない身体になりましょう。