The便秘
2011-12-22UPDATE
Saito Jiro
出したくても出せない便秘って困りますよね…逆に出て欲しくないのに出ちゃうのがニキビや吹き出物です!特に女性に多い、便秘から肌荒れの最悪パターンって何でなるんでしょうか?
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にきび
肌の汚れにより毛穴がつまってしまい細菌が育ちやすい環境をつくってしまう。
何日も便秘が続くと決まって、ニキビが出ちゃいませんか?
毎日ちゃんと洗顔して、化粧水や美容液を使っても、肌荒れが治らないのは便秘が原因かもしれませんよ!
スキンケアは必要ですけど、あくまでも外からの補助的な役割!体の中から健康にならない限りは、どんなに高い商品を使ったとしても、綺麗にはなれないみたいです。
ターンオーバーって言葉を聞いたことが有りませんか?
私たちの体を構成する細胞は、新陳代謝により常に生まれ変わっていまして、それは皮膚も同じ事です。皮膚の内側の一番深いところは基底層と呼ばれ、そこで皮膚となる細胞が生まれて、細胞分裂を繰り返して古い細胞を押し上げて、皮膚を構成する角質になるまでに14日間かかるとされています。
角質層は何層にも重なった皮膚細胞の集まりでして、新しくできた角質細胞は古い角質細胞をどんどん押し上げて、皮膚の表面まで達します。
古い角質細胞は押し上げられることで、徐々に剥がれてしまいます。
細胞が角質になってから剥がれ落ちてしまうまでが約14日間とされ、新しい皮膚細胞ができてから角質として剥がれるまでの期間が合わせて28日!
この皮膚が生まれ変わるサイクルは毎日行われておりターンオーバーと呼ばれています。
肌を綺麗に保つために必要なターンオーバーですが、細胞が成長するには新陳代謝が不可欠です。
でも、便秘になると腸に便が留まることで、本来排出されてしまうはずの余計な脂肪分やアンモニアなど体に害となる老廃物を大腸から吸収してしまいます。
吸収された老廃物は血液中に溜まり、血行が悪くなってしまいます。
血液には、新陳代謝のために必要な栄養や酸素などを運ぶ役割がありますので、新陳代謝が正しく行われなくなってしまいます。
ニキビの原因は、毛穴に詰まった皮脂が原因です!?
皮脂が沢山出すぎると毛穴が詰まってしまい、角栓となって毛穴を塞いでしまいます。
詰まった毛穴には黄色ブドウ球菌などの細菌が繁殖しやすく、皮膚が炎症をおこすことでニキビ(吹き出物)となってしまいます。
便秘で血中の脂肪分が増えると、老廃物として排出するためにも、皮脂の量が増えます。
皮脂は汗と混じることで皮膚を守るために必要ですが、出すぎるとニキビの原因となってしまいます。
腸内の善玉金と悪玉菌のバランスが崩れることで便秘となってしまいますよね。
黄体ホルモンには腸の蠕動運動を妨げる作用があるため、特に女性は生理周期に合わせてホルモンバランスが崩れやすく、月経前症候群として便秘に! なんてこともあります。
皮膚の皮脂量が少ないと乾燥肌になって、ガサガサの毛羽立った肌になってしまいます。
逆に皮脂が多いと、詰まってニキビになってしまいます。
ストレスが原因となる自律神経の乱れも、副交感神経が蠕動運動を活発にしてくれることから、便秘の原因となります。
私たちの体は絶妙なバランスを保つことで機能しており、ちょっとしたキッカケでそのバランスは崩れてしまいます。
そして、それらはお互いに関係が強く、決して薬だけで治せるようなものではありません。
便秘薬や化粧水を使うことは決して悪いことではありませんが、便秘や肌荒れを治すためには、根本的な原因となる生活スタイルを見直す必要がありそうです。