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アロエ・ロマエ?昔から使われる薬効植物
文献などから古代ローマ人も薬としてアロエを使用しており、塗り薬だけじゃなく内服薬や下剤としても利用されていたようです。
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薬効成分が含まれているアロエ
キダチアロエ・ケープアロエ・アロエベラなどに薬効成分が含まれている。どんな種類のアロエでも体に良いという訳ではない。
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アロエの効果的な食べ方
アロエの健康成分(アロイン)は外葉に多く含まれるが苦味が強いため、ジュースとして飲むのが最も手軽な摂取法かも。
The便秘
2012-6-14UPDATE
Saito Jiro
ワニの口にも似た、トゲのある葉が特徴のアロエ。火傷や切り傷に効くので「おばあちゃんの知恵袋」的な使い方が出来る薬用植物としても人気がありますね。そして、アロエの薬効は傷薬だけではありません。便秘にもその効果を発揮するんです!
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手を掛けなくても育つ、食べられる、薬として使える、の三拍子が揃ったアロエは観葉植物として人気が高く、年配の方がいる家庭では必ずといっていいほど見かけることが多いもの。
「子供の頃に怪我や火傷をした時は必ずおばあちゃんがアロエの葉を切ってきた」なんて思い出がある人も結構多いのでは?
アロエの薬効は歴史を遡れば、それこそ古代エジプトや古代ローマにまでたどり着くといわれます。
数千年の昔から私たちはアロエのお世話になっていたのですね。
そしてアロエは怪我や火傷などの外用薬としてだけではなく、便秘などにも効く内服薬としての効能があるのです!
アロエは花屋さんやホームセンターで取り扱われていますが、実は全ての観葉植物としてのアロエが薬として使えるわけではないのです。
基本的には、観葉植物のアロエの中では「キダチアロエ」と「ケープアロエ」だけにアロエの薬効成分が含まれています。
それ以外のアロエは薬効成分が含まれていないことが多いので気をつけましょう。
キダチアロエ・ケープアロエ以外では、食用として取り扱われているアロエベラにアロエの薬効成分が含まれています。
アロエベラの葉は観葉植物用のアロエよりも大きく、いかにも「野菜!」という感じがするのが特徴です。
アロエの薬効成分である「アロイン」は、硬い外葉に含まれています。
アロエを食用にする場合はこの外葉を切り離して果肉と三枚おろしにするので、薬効が少なくなってしまうようです。
アロインを摂取するには、外葉も果肉も一緒に食べるようにしなければなりませんが、アロインはアロエ独特の苦味の元でもあるので慣れないうちは食物繊維が含まれていてクセの無い果肉だけを食べるようにした方がよさそうです。
アロインのために外葉を食べるなら、外葉ごと摩り下ろしたりジューサーに掛けたりしてアロエジュースにするのが一番です。
ただし、外葉を入れると苦味が凄いことになるので蜂蜜や砂糖などを混ぜて甘味で中和するようにした方が無難です。