The便秘
2011-12-14UPDATE
asumin
「便秘解消と言えば牛乳」という人も多いはず!そのまま飲んでも効果的な牛乳なんですが、他の食品をプラスすれば、さらに便通効果が高まるんです!便秘解消効果を高める食品や牛乳を飲むタイミングなど、牛乳を使った便秘解消法をご紹介していきます。
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きなこと牛乳
きなこは牛乳に足りない食物繊維をサポートする。相乗効果で便通改善も期待できる。
(写真:きなこ(左)/牛乳(右))
そもそも、牛乳ってどうして便秘に良いと言われているんでしょう? 「牛乳を飲むとお腹がゆるくなる」という人もいますよね。それは、便秘解消効果のある乳糖(ラクトース)の働きによるものです。
牛乳には乳糖やオリゴ糖が含まれていて、腸内細菌の働きを高めます。腸内細菌の作り出す乳酸や酢酸は、腸に刺激を与え、腸のぜん動運動を促進する働きがあるため、便通が改善されるんです。
牛乳でお腹がゆるくなるという人は、乳糖不耐症と言い、乳糖を消化する酵素(ラクターゼ)が少ないことが原因で、お腹がゆるくなってしまうんです。乳糖不耐症の人は、牛乳を温めて飲むと良いでしょう。
牛乳はカルシウムが多く含まれていることがよく知られていますが、たんぱく質・ビタミンA・ビタミンB2などの栄養素も多く含まれています。便秘解消のほかにも、下記のような効果が期待できます。
きなこは大豆を炒って粉末にしたもの。大豆に含まれている食物繊維やオリゴ糖、イソフラボン、大豆たんぱくなどの栄養素を摂取でき、牛乳に加えることで多くの栄養を摂取できます。
牛乳は完全食品(完全栄養食)というイメージを持っている人もいると思いますが、牛乳にも含まれていいない成分があり、完全食品ではありません。牛乳には、便秘解消効果の高い食物繊維が含まれていないのですが、きなこをプラスすることで食物繊維を摂取でき、さらに便通改善効果が高まるんです。
きなこには、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方が多くふくまれています。
食物繊維と言ったら、便通改善には欠かせない成分ですが、きなこは牛乳に不足している食物繊維を補ってくれるんですね。
温めて飲む場合には、出来上がったきなこ牛乳を、そのままレンジで温めてください。
牛乳はどのタイミングで飲んでも便通改善に効果があるのですが、朝1番に冷たい牛乳を飲むのが特に効果的です。
朝起きてすぐに冷たい牛乳を飲むと、空っぽの胃に牛乳が入っていくことで、腸反射を起こすことができ、腸のぜん動運動が促進されて排便反射を起こすことができるんです。
(痙攣性便秘の場合は、腸への刺激が強いのでおススメできません。)