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梅干しは夏バテになる前に!!
梅干しの酸っぱさはクエン酸が豊富な証拠!クエン酸が疲労回復に繋がるTCAA回路を促進する。
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おなかのゴロゴロは蠕動運動
便秘薬じゃなくても梅干しに含まれるクエン酸が腸を動かしてくれるから便秘解消が望める。
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食物繊維とミネラルが豊富
梅干しには食物繊維とミネラル(特にマグネシウム)が豊富に含まれ、排便を促す作用が高い。
The便秘
2012-6-5UPDATE
Saito Jiro
食欲不振、疲労回復、抗菌作用。これらは全て梅干しが持っている効能です。
梅の実が成る初夏に漬け込まれ夏の盛りに仕上がるため、暑さに負けて夏バテした身体を回復させるのにもぴったりです。
そして、梅干しは便秘の解消にも効果を発揮してくれるのです。
3822人
夏場のうだるような暑さに身体が負けて起こる夏バテ。
ヘトヘトになるほどの疲労感に、お腹が空いていても何も食べれない、食べたくないという食欲不振。
食べないから身体が回復せず、さらに疲れが深まるという悪循環。
「土用の丑の日にうなぎを食べれば夏バテしない」とは言いますが、夏バテになってからではさすがのうなぎも手遅れ。
夏バテ回復に効果を発揮するのが、6月ごろに成った梅の実を漬け込んで作る梅干し。
思い出すだけでよだれが出てくる酸味の元・クエン酸は疲労回復に効果を発揮し、弱った胃腸の機能を回復させてくれます。
そんなクエン酸を豊富に含んだ梅干しは、便秘解消にも効果を発揮するということを知っていますか?
梅干しの効能の柱となっているのは、酸味成分でもあるクエン酸。
糖などの炭水化物と酸素からエネルギーを生み出すTCAサイクルに深く関わり、摂取することでTCAサイクルの活性化が起こり疲労回復効果を発揮。
そして、その強い酸味は唾液と胃液の分泌を促し、食欲の回復にも役立つのです。
そして、口・胃を経て腸に届いたクエン酸は、排便に必要な腸の蠕動運動を誘発する働きを発揮します。
腸の蠕動運動とは、トイレに駆け込みたくなったときに起こる、あの「お腹のゴロゴロ」です。
お腹がゴロゴロした時は、耐えられないくらい激しい便意が襲ってくるもの。これはいかにも便秘に効果がありそうではないですか!
そして、クエン酸には腸内環境を善玉菌に適した酸性に近づける効果、ストレスを和らげる効果があります。
つまり、ストレスから来る過敏性腸症候群の緩和にもクエン酸が役立つのです。
梅干しが便秘に効くのは、何もクエン酸の働きだけではありません。
まず、梅の果肉には食物繊維が含まれています。食物繊維が便秘に効くことは周知の事実ですね。
梅干しには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれているので、これだけでもう便秘解消が期待できます。
そして梅の実には様々なミネラルが含まれていますが、その中には便秘解消に効果を発揮するマグネシウムも含まれています。
マグネシウムは腸に水分を集める働きを持っていて、硬くて頑固な便を柔らかくしてくれます。
こんなにいいこと尽くめの梅干しを食べない手はありませんね。