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水不足は便秘を引き起こす
失われた水分を十分に摂取しなければ、腸内で便の水分が吸収されすぎて硬くなり、便秘の原因となってしまう。
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効果的な水の飲み方
便秘解消に効果のある水の飲み方は、朝にコップ1杯の水を飲むことや運動や入浴中に飲むこと、硬水を適量飲むこと、などがある。
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水分摂取はラクチン便秘解消法
食物繊維を多くとったり運動を十分にすること、薬を使うことも便秘解消に重要だが、簡単に始められるのが水飲み法のいいところ。
The便秘
2012-7-11UPDATE
Saito Jiro
便秘が解消されないと何をしたら良いのか困りますね。食事での制限もつらいし…投薬もし過ぎると効かなくなるって言うし…浣腸も何か恥ずかしい…。嫌な思いをしないで簡単に解決できる方法はないですか?というあなたのための、水で便秘を解消する方法です。
4053人
人間の体は様々なかたちで水分が失われております。発汗や排泄によってどんどん排出されています。
ですから水分を補給しないと体は自然と水不足になります。
そして、水不足が続くと様々な症状を引き起こします。熱中症や脱水症状などわかりやすい症状もありますが、『便秘』も水不足が引き起こす症状の一つです。
水不足と便秘は比例しています。水分の補給量が少ない人は便秘になりやすい傾向にあります。
便の水分保有量は60%~80%がベストだといわれています。それ以下になると水不足になり便が固くなります。腸内にとどまりやくすくなり便秘になってしまいうのです。
なので、便秘を解消するために、先ずは
『水を飲みましょう。』
さらに効果を高めたい時は、『上手に飲む事』で便秘解消が期待できるでしょう。
人間は睡眠中の発汗や尿・便などで2リットル前後の水分を知らずに失っています。
そのため2リットルの水分補給が理想的だと言われています。
(水分は体重1kgあたり40mlが必要量とされているため、体重50kgの人なら2リットルがベストという意味です)
人体から失われた水分を補給しないと、先ず大腸に影響が及びます。
大腸と水は、とても関係のある器官だからです。
大腸の働きは、主に『水分を吸収する』という働きがあります。食物が口から入ってくると胃で消化され、栄養分は小腸などで吸収されます。しかし、水分に関しては大腸でしか吸収できません。
全ての水分を吸収するわけではないのですが、大腸で水分が吸収され、残ったものが『便』となって排泄されていきます。
大腸内が潤った状態であれば排泄はスムーズにされますが、大腸内が『干ばつ状態』になると排泄が困難になり、『便秘』になってしまいます。
水分が補給される事で、腸の干ばつ状態を防ぎ、大腸の動きが正常化され、さらにはぜん動運動※がスムーズになり排出されやすくなります。
※ぜん動運動とは、消化管が排泄をするために便を肛門にむけて移動させる運動のこと。
便秘の方は『朝に1杯冷たい水』を飲むと効果が期待できます。
朝に冷たい水を飲む事で『胃腸反射』という症状がおこります。
胃腸反射とは、胃や腸等が水や食物などにより刺激を受け、脳に信号を送り、信号を受けた脳は大腸に便意を起こすように促す働きをさせる“反射的な運動”のこと。
睡眠中は人体だけでなく胃や腸も休んでいます。消化が終わった後の胃は空っぽの状態になっていますので、朝起きてすぐに冷たい水を飲むと、胃はビックリして特に強い刺激を発信します。便意もより強く起きますので、朝起きての1杯はとても効果的なのです。また、『新陳代謝』もあがりますので、内臓自体の動きも良くなり排泄しやすくなるでしょう。
すぐに効果を出そうとして飲み過ぎるとよくありません。朝に冷たい水を1杯飲む事を継続して行い、トイレに行く事を習慣にすると、体もおのずと『朝に排便をする』という事を覚えます。水を飲んでトイレに行く事を習慣にすることでも便秘解消になるでしょう。
入浴やスポーツをしている時の水分補給も効果的です。体を潤すだけでなく腸も潤すからです。
入浴やスポーツの時の体は水不足になっています。のどが渇いていると感じた時はかなりの水不足になっていて、『大腸』も干ばつ状態になっています。
その時の水分吸収は身体の渇きを解消するだけではなく、大腸の働きを活発にさせます。大腸が潤った状態になりスムーズに排泄する事ができるでしょう。
ただし、一度に大量の水を飲むと大腸に負担をかけ下痢等を引き起こす事があります。摂取する時はこまめに行なうと良いでしょう。
入浴・スポーツ中の水分補給でも、『胃腸反射』はおきます。便意がきた時は入浴や運動を中断し、排泄しましょう。我慢せずに排泄する事も便秘の解消になるでしょう。
水は、カルシウムとマグネシウムの濃度によって『軟水』と『硬水』の2種類にわけられます。
便秘を解消するには、『硬水』が効果的だといわれています。(残念ながら日本の水道水は軟水のため、硬水を購入する必要があるかもしれません。外国製のミネラルウォーターは硬水のものが多いです。)
硬水には排便を促すカルシウムとマグネシウムの濃度が高いため便秘に効果的です。
カルシウムの働きには腸のぜん動運動を促す力があり、便通の改善を及ぼす効果があります。
マグネシウムは便の水分含有量を増やしますので、便がやわらかくなります。(軟便にします。)
この2つの働きをもつ硬水を飲む事によって排便がスムーズになる事が期待できます。
硬水の持つ自然のミネラルで排便が促がされるのです。
ただし、硬水を飲み過ぎると便の水分が増えすぎて下痢になるという副作用を起こす可能性があります。硬水を飲まれる時は適度に飲まれると良いでしょう。
何事も節度というものは大切です。良いものでもやり過ぎると害になる場合があります。
便秘を解消するために『朝の冷たい水』や『入浴スポーツ中の水分補給』『硬水の摂取』の量を増やしてしまうと便秘解消ならず副作用を起こしてしまうでしょう。一例として『下痢』や『水中毒(低ナトリウム血症)※』といったものを引き起こすかもしれません。
※水中毒(低ナトリウム血症)とは、水の飲み過ぎで血液中のナトリウムが薄くなってしまう症状です。軽度の疲労感程度のものもありますが、重度になると錯乱状態や痙攣、昏睡状態に至るものもあり病院での治療が必要になってきます。
便秘解消のためにやり過ぎないようにし、節度を保って水分を補給をするなら効果が期待できます。
良い事でも節度を保つのが重要です。
投薬や食事の改善・浣腸などで便秘を解決する事もできますが、水分を補給する事でも便秘は解消できるでしょう。
健康面において負担がかかる事もないですし、手軽に行なえる方法の一つです。
タイミング次第ではさらに効果を高める事もできます。
便秘になった時には、先ず大腸への水分供給が大切です。
大腸に水分が十分供給される事で、排泄が促されます。
大腸の働きを活発にさせ、ぜん動運動を促すために、水は効果的なのです!