The便秘
2012-1-18UPDATE
asumin
便秘の原因となる腸内環境。実は頭痛や肌荒れなどの原因にもなり、健康や美容にも大きく影響しているんです。腸内環境が悪い状態を長く続けていると、動脈硬化や大腸がんの原因になってしまうことも…。腸内環境を整える成分として、トクホにも認定されているオリゴ糖を食生活に取り入れてみませんか?
4042人
オリゴ糖は糖類の一種です。糖類の中でも、最も小さい単糖類が2~10個つながったものを言います。
「砂糖とオリゴ糖は全く違うもの」と認識している人も多いと思いますが、厳密に言うと砂糖(ショ糖)もオリゴ糖の一つなんです。
オリゴ糖はいくつかの種類があり、働きによって「エネルギー源になるもの」、「整腸作用のあるもの」の2種類に分別できますます。
ここでは、整腸作用のあるオリゴ糖について紹介していきます。
腸の中には、100兆以上の腸内細菌が存在していると言われています。腸内細菌には、健康に悪影響を及ぼす悪玉菌と、健康に良い影響を与える善玉菌がいて、悪玉菌が優勢になると体調不良や便秘、肌荒れなどの症状が出てきてしまいます。
また、善玉菌が優勢となると便通や健康状態が良好になります。
オリゴ糖は善玉菌のエサとなって善玉菌の働きを良くしたり、悪玉菌を増えにくくする効果があり、腸内環境を整えてくれるんです。
腸内環境が悪くなると、腸の働きが悪くなって便秘になりやすくなってしまいます。善玉菌が優勢となっている腸内環境が整った腸は、スムーズに働き、便通も良好になります。
つまり、オリゴ糖は腸内環境を整えて、腸の働きを活発にして便通を改善してくれるのです。
オリゴ糖は難しく考えず、甘みをプラスしたいときに利用すると良いです。砂糖の代わりに飲み物に入れたり、料理に入れたり…普段砂糖を使っているところを、オリゴ糖に置き換えれば良いのです。
どんなに効果的な食品でも、毎日同じ食品を摂取するのは大変なこと。バリエーションを増やすのも大変ですし、飽きてしまうこともあるかもしれません。
「便秘対策は1日にしてならず」 毎日続けることが大切です。
オリゴ糖ならば、コーヒーや紅茶に加えたり、ヨーグルトに加えたり、お料理にだって活用できます。簡単に摂取できるので、ズボラな人だって安心ですよね。
また、オリゴ糖は熱に強く、加熱しても得られる効果は変わりませんから、幅広く活用できます。
腸内環境を整える働きのあるヨーグルトとオリゴ糖の組み合わせは、便秘解消におススメです。
ヨーグルトには、腸のぜん動運動を促進する働きや、腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を抑制する働きがあります。
腸内環境を整える2つの食材の組み合わせは、便秘解消だけでなく健康維持や美容にも効果的です。
ヨーグルトにオリゴ糖を加える際には、無糖ヨーグルトを使用すると良いでしょう。加糖ヨーグルトにオリゴ糖を加えてしまうと、甘くなりすぎたり、カロリーが高くなってしまいます。
オリゴ糖は砂糖よりも甘味度が低く、甘みが強くありません。そのため、入れすぎ(使いすぎ)ないように注意しましょう。また、オリゴ糖の摂取量の目安は3~5gです。摂取すれば摂取するほど効果が高まるというわけではありません。
過剰に摂取してしまうと、下痢になってしまうこともありますので適量を心がけましょう。
一度にたくさん摂取するのではなく、適量を毎日摂取すると良いでしょう。