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睡眠不足と便秘とニキビ
自律神経の乱れは成長ホルモンの分泌も阻害する。便秘気味じゃなくても肌荒れが気になる人は睡眠が足りていない証拠かも
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交感神経と副交換神経のバランス
身体を働かせる(交感神経)と休ませる(副交感神経)が適切に(バランス良く)働くことで、人間の身体は正常に保たれる。
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イレギュラーな夜食に注意
消化サイクルが正しく行われることで便秘や下痢になりにくくなる。胃腸も働かせ過ぎないで休ませる時間も必要。
The便秘
2012-6-25UPDATE
Saito Jiro
夏休み最後の日、受験間近の追い込み、締め切りが近くなってくると睡眠時間を削って無理をしなければならなくなることはままあるもの。
しかし、夜更かし・徹夜を繰り返しているとお通じがこなくなってしまうことがあるのです。
なぜ夜更かしが便秘の原因になるのでしょうか。
4039人
一日の疲れを取るには睡眠が一番。出来れば早く寝て遅刻しない程度にゆっくり起きるのが最高です。
でも、眠たくなるまで起きて遊んで、時間が許す限り惰眠を貪るのも格別です。
しかし、徹夜や夜更かしが楽しいからと毎日のように繰り返せば身体の疲れは取れないし、肌はヘトヘト、気が付けばお通じが全然来ていない……なんて、意外とあるものですね。
夜更かしや徹夜は何故便秘の原因になってしまうのでしょうか?
消化吸収や体温の維持といった、私たちの身体を支える機能は全て自律神経の働きによって自動的にコントロールされています。
自律神経は目覚めている時に働く交感神経と、眠ったり休んだりしている時に働く副交感神経の二つがあり、二つの神経がバランスよく働くことで私たちの身体と健康が維持されているのです。
しかし、夜更かしや徹夜で眠る時間を削り、起きている時間を増やしたらどうなるでしょうか?
交感神経の働く時間が増え、副交感神経が働く時間が少なくなりますね。
本来、自律神経は交感神経と副交感神経が交互に働いている状態が正常なので、働く時間のバランスが崩れると自律神経は乱れ、自律神経によってコントロールされている身体の機能にも影響が及びます。
これが「自律神経失調症」です。
そして、便秘は自律神経失調症の症状の一つでもあるのです。
テレビや読書など趣味に没頭していると夜更かししてしまいがちに…
ネットで便秘解消の方法を探して当ページを見てくれていると思うのですが、もし今の時刻が深夜なら今すぐにパソコンの電源を落として寝たほうが良いということですね。
夜更かしや徹夜には夜食は付き物。
起きている時間が長くなればその分だけ身体はエネルギーを必要としますし、お腹だって減ります。
しかも、なぜか夜食として食べるものは昼間に食べるよりも何倍も美味しい。
「私太っちゃう!」なんて言いながら箸は止まらない。
そして、夜食は肥満の原因になるだけでなく便秘の原因にもなるのです。
なぜかというと、胃腸で行われている消化・吸収のサイクルを乱す原因になるからです。
食べ物の消化・吸収のサイクルは胃で約3~6時間掛けて消化され、小腸で約8時間、大腸で24~72時間掛けて吸収されるようになっています。
このサイクルが乱れると、消化・吸収に掛かる時間が長くなったり短くなったりして便秘や下痢に繋がってしまうというわけなのです。
疲れているときは
これらは便秘防止にも大事なことなのです。