The便秘
2011-12-8UPDATE
asumin
今日どれくらいの水を飲みましたか?
自分がどれくらい水分を摂取しているかなんて、わかる人は少ないと思います。便秘に悩む人も、そうでない人も、水分摂取量が不足気味と言われています。1日あたり平均コップ2杯分の水分摂取が不足しているようです。
汗をかいた場合はもちろん、汗をかいていなくても、体の中では水が使われています。汗をかいていなくても、水分補給が必要なんです。
水分が不足することは、便秘だけでなく、熱中症や心筋梗塞、脳梗塞などの命にも関わる病気のリスクを高めます。 便秘解消のため、健康維持のためにも、水分補給を見直していきましょう。
「1日2リットル水を飲んだほうが良い」などと聞いたことはありませんか? 1日に人はだいたい2.3リットルの水を尿や便、汗などで排出しています。スポーツなどで汗をたくさんかく人は、もっと多くの水を排出しているということになりますよね。
食べ物にも水分が含まれていますし、代謝でも水が得られます。その分を差し引いても、1日に約1.5リットルの水を摂取しなければいけません。活動量や発汗量などで、必要な水分量には個人差がありますが、1日1.5リットルを目安として十分に水分補給を行いましょう。
飲む水の量も大切ですが、体が特に水分を必要としている時に水を飲むことが大切です。寝る前、朝起きてから、入浴後など、水分補給が必要なタイミングで水を飲む習慣をつけることが大切です。
また、朝の空腹の時に、コップ1杯の水(または牛乳)を摂ることは、胃腸反射を起こし、便意を起こすことができて有効であるとされています(毎日続けることが大切です)。
そのため、朝は体が水分不足の状態です。起きたらすぐに体に水分を与えてあげましょう。
特に朝の1杯は、眠っている間に休んでいた胃に刺激を与えることで、胃が働くようになります。そして、胃から腸に刺激が伝わり、腸も働き出します。
この空腹の1杯が便秘解消にはとても大切。胃も腸も休んだままでは、便意は起こりません。
また、朝の1杯に加え、便意の有無に関係なくトイレに座ることも大切です。排便の習慣を身につけるためには、便意がなくてもトイレに座ってみることが大切なんです。
朝の水分補給は大切ですが、たくさん飲めば出るというわけではありません。毎朝コップ1杯を続けることが大切です。
入浴やスポーツをした後は、必ず水分補給を行いましょう。入浴中の発汗は、あまり気付きにくいのですが、多くの水分が奪われています。
水には硬度の高い硬水と、硬度の低い軟水があります。硬水はミネラルが多く含まれていて、軟水はミネラルを多く含みません。また、日本のほとんどの水が軟水です。
硬水はミネラルを摂取できるというメリットはあるのですが、硬水は飲みにくいと感じる人もいるのではないでしょうか。
便秘解消には、軟水よりも硬水の方が効果的です。硬水に含まれているミネラル(カルシウム・マグネシウム)が便秘解消に役立つのです。
のどが渇いたら水を飲む人が多いと思います。でも、のどが渇いたと感じる頃には、体の水分は足りなくなってきているんです。
そのため、のどが渇いたから水を飲むのではなく、のどが渇く前に水を飲むことが大切です。こまめに水分補給を行うようにして、体の水分を不足させないようにしましょう。
便秘解消だけでなく、生きていくうえで必要不可欠な水ですが、飲みすぎも良くありません。
急にたくさんの水を摂取すると、水中毒を引き起こすことがあります。こまめに水分補給するように心がけ、一度に多くの水を摂取するのはやめましょう。